先ずは、関係各所参加させて頂き誠に有難うございました。益々の日韓関係の向上を願うばかりです。
出発が近づくに従って、日韓関係が緊張した状況だと関係各所、報道が聞こえてきました。私も関西空港で報道の方から「大韓民国に行かれるに当たり、なんら不安はないか」と、インタビューを受ける事がありました。しかし仁川空港に到着すると大会関係者でジャージを揃えて盛大に出迎えて頂きました。歓迎ムードを感じると日韓関係問題にも安堵しました。
到着し、滞在期間中お世話になる、大田市(テジョン)スタッフ(ソン様)、通訳(ユ様)をご紹介頂きました。
2日目より交流に入りました。サッカーではハンバッ総合運動場、素晴らしい天然芝グランドで練習、試合、させて頂きました。初日は日本選手だけでの軽めの練習、2日目は日本選手を韓国コーチが指導、韓国選手を日本コーチが指導とまさしく交流が始まりました。
私も指導に当たりました。練習を始めると素晴らしい事に韓国選手達は、「コンニチハ」「アリガトウゴザイマス」「ハイ」などの日本語を覚えてきていました。日本選手達も「アンニョンハセヨ」「カムサハムニダ」「ネー」と言葉を交わせていました。私はとゆうと通訳様に任せっぱなしでした。外国へ行けば基本ではありますが言葉が通じれば理解しあえ、もっとコミュニケーションが取れたのにと言葉の大切さを感じました。
両国選手とゆうと子供特有の柔軟さを生かし、さほど言葉には困らずサッカーを通して交流楽しんでいました。試合結果は練習試合では勝利しましたが、公式戦ではやはり韓国選手のフィジカル、精神面の強さに圧倒され、引き分けとなりました。
私がサッカーの面で少し違和感を持ったのがボールです。韓国認定球は日本サッカー協会認定級より少し軽かったのです。海外に出て初めて思う事ですがジュニア世代のサッカーボールは各国認定球であり、ワールドスタンダードがないとゆう事に築きました。
ワールドスタンダードな特別なボールがあればジュニア世代での国際試合も、もっと盛り上がるだろうなと感じました。
最後は選手、指導者、スタッフ、入り混じり記念撮影も行いました。両国、選手、指導者共に力を出しきりサッカーを通じて仲良くなる事が出来たと感じました。スポーツの持っている、本来の力、大切さを実感いたしました。
日常生活では、食事から韓国文化を感じさせて頂きました。焼肉、キムチ、カルビタン、プルコギ、韓国鍋、サムゲタン、どれを食べても質、量、共に最高でした。選手達も辛い物、甘い物、韓国の食事文化にチャレンジしていました。
長い滞在で、ソン様、ユ様、毎日お世話になったバス運転手様、選手、指導者と、一つのチームになれました。最終日にはお世話になったお礼に、胸には日の丸、背中にはJAPANの文字の入った赤いTシャツに寄せ書きをしプレゼントすると、二人ともそれを着て空港でお見送りして下さいました。
島国日本とはゆえ、日本京都にも諸外国観光客様をお見掛けする事が多くなりました。
諸外国の方と接する事も多くなります。この交流を十分に活かし、選手達にはサッカーだけでなく、世界に通用するワールドスタンダードに成長していってもらう事を願うばかりです。